2012年5月31日木曜日

『チャイナハウス貴苑 』 辛い!まさしく本場の麻婆豆腐の味!でも、坦々麺もとっても人気


★★★★ 4点
(5点満点での評価 基準3点)


 木曜日の昼下がり。雨が降っていたので、「チャイナハウス貴苑 」さんで久々に麻婆豆腐を食べたくなって訪問。辛いヤツを食べたいので、フツーの麻婆豆腐ではなく、ちょっと高い方の陳麻婆豆腐を注文。あとは、このお店の売りにもなっている坦々麺をオーダー。(もちろん、一人で全部食べた訳じゃないですよ)

ここのオーナーの小野崎さんの作る麻婆豆腐、特にスペシャルなほうの「陳麻婆豆腐」に関して言えば、辛さに妥協がないところが素晴らしい!写真を見ていただければお分かりになろうが、真っ赤な麻婆豆腐の上に山椒がふりかけられており、匂いを嗅いだだけでむせてしまう。そう、ノーマルな麻婆豆腐と本場の辛さを追求した陳麻婆豆腐の2ラインを敷く事により、辛さに手を緩めない、お客に媚びない陳麻婆豆腐を提供し続ける事ができるのである!

陳麻婆豆腐定食 950円

食べ進めると、辛さはもちろんであるが、辛さの奥に更に隠し味のようなものを感じる。なんだ、この感覚は!?
バックパッカーで中国を隅々まで旅した時にたどり着いた、麻婆豆腐の発祥の店でもある、成都の「陳家麻婆豆腐」店で食べた麻婆豆腐を思い出させるあの懐かしい感覚なのである!そりゃ、美味い訳だ。
食後に店主に訪ねると、
「よく気づきましたね!お客さんが感じたのはきっと豆板醤ですよ。札幌でも成都で出している豆板醤で勝負しているのはうちくらいでしょうか?」と親切に教えてくれた。

坦々麺 690円

このオーナー、本場の成都の四川料理に詳しいな~と感心。もちろん、成都名物の坦々麺もとても美味しい。辛いものが好きな人には特製坦々麺をお勧めする。こちらも本場の辛さが期待できるに決まっているじゃないですか!?

あとで知ったのだが、ここのオーナーの小野崎さんは陳健一氏のもとで修行されていたのだとか。
別に陳健一さんを崇める訳でもないのだが、中国料理の基礎もしっかりとされている方なのだなぁ~と感じた。
その証拠に店内に中国料理の「専門調理師・調理技能士」の認定証も飾っておいでです。

でも、まだこのお店の麻婆豆腐の美味さはそこまで知れ渡ってないようですので、あんまり人には教えたくないですね(笑)

2012年5月30日水曜日

『赤から鍋とセセリ焼き 赤から』 辛いモノ好きな人には是非、赤から鍋10番をチャレンジして欲しい!

★★★ 3.5点
(5点満点での評価 基準3点)

  関西(特に姫路地方)には「からから鍋」というのがあり、関西にいた頃はよく食べていました。で、札幌にも似たような店が出来たという事で、ようやく訪問する機会ができました。ですが、この「赤から」さんは名古屋のお店だそうです。お店は美味しいお店が数多く入っているG-DANING 3Fにあります。

ここの売りはやはり、ガツンとした辛さがウリの赤から鍋。辛さは1番~10番で選べますので、辛いのが苦手な方やホドホドの辛さでいいんだよっていう人にも安心して食べて頂けますが、1つの鍋で辛さの調整はできませんので、あしからず。





かなり辛いモノが得意な私ですが、今日頼んだ辛さ7番でも結構いい辛さ。食べていると、汗がにじみ出てきて、新陳代謝がかなりUPします。10番なんて頼んだら、いったいどんな事になるんだろうか?辛いのが苦手な人は、もちろん1番をお勧めしますよ~。
水曜日に行ったのですが、20代の方を中心にほぼ満席でした。


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2012年5月27日日曜日

『中国料理 季香園』 大連と四川出身の2人の料理人が織り成すハーモニー 南9条通りのツウな中国料理店

★★★ 4点
(5点満点での評価 基準3点)

中国黒龍江省出身の姉妹が 経営する中国料理・季香園(キコウエン) 。店長の初麗萍(しょれいへい)さんがホールを、姉の初麗栄さんが厨房(ちゅうぼう)をそれぞれ担当。中国で漢方薬の看護学校の教師されていたという事で、医食同源にも気を使われています。

まずお店に入ると、ホール担当の妹さんがニッコリとした笑顔で出迎えてくれます。厨房で腕を振るうのは大連出身の料理長の劉(りゅう)定波さんと四川(しせん)省出身のコックの二人。だから北京料理の他に四川料理も味わえるのだ。

メニューも豊富で、メニューにない料理も、作り方さえ知っていれば作って頂けるというのが頼もしい。


麻婆豆腐好きな私は、特製山椒を使用しているという激辛麻婆豆腐を注文。ランチのメニューは普通の麻婆豆腐しかありませんでしたが、こちらの激辛麻婆豆腐をランチメニューで出しますよーと親切な対応。


激辛はとても辛いですけど、大丈夫ですか?と親切に聞かれます。

はい、私は中国の四川でもたくさん辛いのを食べているので大丈夫ですよ!と答えると、お店の方もニッコリとして厨房にオーダーを通します。

很辣!(とても辛く!)と中国語でオーダーが通ります。


ですが、この店でもか・・・と思った事がひとつ。
そう、今に始まった事じゃありませんが、札幌の激辛をウリにする中国料理店は深刻なデフレスパイラルならぬ、激辛スパイラルに陥っているお店が多いのです。お客さんが「とても辛くして!」と要望しても、いったいどこまでのレベルで辛くして良いのか、料理人たちはわからないのです。

「本場の辛さの料理にして!辛いのは得意だから」とオーダーを受けて、本場中国・四川のレベルで辛いのを出したら、お客さんに「こんな辛いのが食べれるか!!二度と来ない」などのクレームが入るのは2度や3度ではないそうです。ですから、激辛でも大丈夫-と言われても躊躇するのだとか。


さて、話が大きく脱線しちゃいましたが、大きめのどんぶり皿に盛られた麻婆豆腐が登場です。
どんぶり皿に盛られてはいますが、底は浅いのでそこまでたくさん入っていませんのでご安心を。





特製山椒を使っていると言った割には、見た目はそんな印象がありません。アレ、どうしたのかな?
食べてみるとフツーに美味しい麻婆豆腐。確かに辛いですが、激辛という程でもありません。特別な山椒を使っていると言った割には結局、そんな風味はあまり感じられませんでした。

やはりこれも、激辛スパイラルの影響なのでしょうか?お店側も初めてのお客さんには「激辛出して!」と言っても、はじめは様子見なのでしょうね。2回、3回と顔なじみになれば、きっと満足な激辛麻婆豆腐が食べれるでしょう。そう、何度も通いたいお店です。


あ、でも間違えて欲しくないのは、辛いだけが麻婆豆腐の味の決め手ではなく、バランスの取れたこの麻婆豆腐は非常に美味しく頂けました。美味しくなかった訳じゃないのです。これだけは強く言っておきたい。


それにしても、麻婆豆腐セットで一緒に出てきたたまごスープが美味かった!こんなコクのあるたまごスープは中国にいた頃もなかなか出会えませんでした。こんなたまごスープでさえ美味いのだから、他の料理も美味いに決まっていますよね!







2012年5月16日水曜日

『手打ちうどん寺屋』  札幌でこれだけの讃岐うどんが食べる事ができて、納得の評価!


★★★★ 4点
(5点満点での評価 基準3点)


 
 以前は東区にあった寺屋さん。その時は近くて通いやすかったのですが、西区に移転してからは足が遠のいてしまっていました。移転後に訪問するのは3回目です。

この日は「ちく玉天ぶっかけ 大盛り」と「かしわ天かれーうどん」をオーダー。

ちく天玉ぶっかけ 大盛り 1100円

かしわ天かれーうどん

相変わらず、うどんの見た目はピカピカで、なんとも言えない良い表情をしておいででした。讃岐うどんのあの強いコシが大好きな私は、「野々傘」や「かばと製麺所(季節営業)」もお勧めであり、それ以上のコシを楽しむことが出来ないと思っている。でも、札幌市内でもコシの強い讃岐うどんをこうして食べれる事、「寺屋さん」に感謝したい!

かれーうどんの方はとろみがしっかりと効いた優しいお味。子供でも十分食べれるマイルドなお味に仕上がっています。メインのかしわの上がり具合は良かったですね!

久々に伺いましたが、良いお仕事を続けておられるようで、美味しかったです!
また来たいですね。


ざるうどん大盛り ¥750










2012年5月5日土曜日

『百姓一揆九紋竜 本店』 店主は赤坂の超有名店の方だそうですが・・・ まだ、スープがバタついてますねぇ

★★ 2.5点
(5点満点での評価 基準3点)
北大通りの以前、居酒屋さんが入っていた後に2012年4月13日にオープンした『百姓一揆九紋竜 本店』さん。狸小路に札幌らーめん三代目百姓一揆 さんがありますが、のれん分け店という事で、こちらのお店が九紋竜さんの本店らしいです。

オープンしてそろそろ経ったので、味も落ち着いてきたかな~?と思い、訪問してみました。オープン当初はやっぱり、スープの出来がいまいちだったり(水加減が慣れてなくて)しますもんね。

お店に入ると、威勢の良い店員さんの声で、お席はご自由にどうぞ!と案内されます。店内は4人客が2組と、1人客が2組。元居酒屋さんの店舗なので、お店は広いですが、お客さんは入っていますね。さすがに1人で4人用テーブルに座るのもいかがなものかと思い、カウンターへ。

「夜もやっていますよ!」
という事で、メニューリストには(11時~14時)と書いてあるランチセットのBセット(ラーメン+半チャーハン)800円をお願いします。ラーメンはイチオシの味噌ラーメンを。




5~6分ほどして、まずは半チャーハンが出てきました。お玉で半円形によそってくれてるのかな?と思いきや、お皿にドンと盛っただけのようです。まあ、半チャーハンなので、この辺は仕方ないですね。その後、味噌ラーメンの登場です。




きざんだネギにワカメ、もやしに玉ねぎと具材も意外とたっぷりです。チャーシューも2枚入っているので、これで半チャーハンが付いて800円はお得なのではないでしょうか?で、お味の方は・・・。

麺はさがみ屋製麺さんの中太ちぢれ麺を使っていらっしゃいます。独特のさがみ屋さんの麺のにおいが、「一国堂」さんや小林製麺さんに乗り換える前の「らーめん てつや」さんを思い出させるようです。ですが、スープも一緒にすすり始めると、苦味というかすっぱさが前面に出てきます。

どうやら、玉ねぎの苦味のようです。しっかりと玉ねぎまで火が通っておらず、玉ねぎの甘みどころか、苦味を演出するハメになってしまったようです。オープンして数週間経っているのですから、これは残念で片付けるにはちょっと・・・です。それに、店主の笠水上さんは赤坂の有名ラーメン店で腕を振るっておられたとの事ですから、残念では片付けられないかも。今後の本領発揮に期待しています!

夜は居酒屋にもなるという事で、超お勧めの「麻婆豆腐(3~4人分 700円)」も気になりましたが、水気の飛んでない半チャーハンの出来をみて、『ああ、これは麻婆豆腐もちょっと期待できないかな・・・』と思っちゃいました。

学生は終日、ラーメンが500円(ライス無料)という事で、私が食べている間も、北大生らしいグループさんがたくさん訪れて、学生ラーメンを注文されておりました。








2012年5月4日金曜日

あのコシの強さは未だ健在!最強の讃岐うどん再び!!

蝦夷前うどん かばと製麺所

★★★★ 4点
(5点満点での評価 基準3点)

 冬季期間は休業しているかばと製麺所さんも 2012年のシーズンも4月25日からオープンと知り、5月3日に久々に訪問です。

12時頃に伺うと、店内は既に8割ほどの入り。さすが、今シーズンのオープンを待ちきれなかった人で賑わっている様子。コシの強さを楽しもうと、冷やぶっかけをオーダーです。 昨シーズンは冷やに刻みノリが乗ってたんで、注文の際に「刻みノリは要りません」っておばちゃんに言ってたんですが、今シーズンからは刻みノリはONしなくなったんですね。私はその方がいいですね。本場讃岐でも、冷やにきざみノリをかけるところなんて聞いたことないし。
2012年版 しょうゆぶっかけ 2玉
さて、うどんの方ですが、相変わらずツヤツヤのうどんが素敵な面構えですね。もちろん、コシの強さも相変わらず!やっぱり、このコシの強さは札幌圏でNo1ですねぇ~。ぶっかけのダシが昨シーズンがちょっと濃すぎた感がありましたので、今シーズンのやや薄めのダシのほうがいい感じです。
2012年版 ちく玉天ぶっかけ2玉
帰り際に店主:橋本さんに「ぶっかけのたれ、薄くしたんですね?こっちの方がいいですよ」と伝えると、今シーズンから材料の配合比率を変えたのだとか・・・。

さて、2012年のシーズンは何度、お店に足を運べるでしょうかね。
晴れの日は気持ちいいオープンなテーブル席






蝦夷前うどん かばと製麺所